まずは防犯カメラの録画機能を確認しよう!

防犯カメラの録画性能を確認しておくうえで、最も外せないのが録画時間の長さです。いつ事件や事故が起きてもしっかりと録画できているように、防犯カメラは24時間体制で稼働させられるものを選ぶとよいでしょう。

録画時間の長さはどのようにして決まるのでしょうか。それは主に4つの要素が関わります。

その4つとは、カメラの解像度(画素数)、レコーダー側の画質設定、フレームレート(FPS)、設置する防犯カメラの台数です。これらと記録する媒体の容量の大きさによって決まってきます。

録画映像の質って何で決まるの?

今回は録画の質について詳しく述べていきますが、質=記録画像の鮮明さと考えて下さい。

映像の品質は主に「解像度」「フレームレート」によって決まります。

【解像度】

解像度は、どれくらいの画素数で画面が構成されているかを指しています。

例えば、Full HDと呼ばれる解像度は、横1920画素、縦1080画素で、1920×1080=2073600 2,073,600(約200万)画素を集合して映像を見せています。最近テレビなどでよく聞く4K(3840×2160)というのも解像度の種類のひとつです。
解像度の数字が大きければ大きいほど、細かい映像の撮影が可能となります。

【フレームレート】

「フレームレート」は、1秒間の動画で見せる静止画の枚数(コマ数)です。

単位は、「FPS」(frames per second)で、「コマ/秒」を表します。

動画はパラパラ漫画のようなものですので、1秒間のコマ数が多いほど、つまり、フレームレートが高いほど、なめらかな映像の撮影が可能となります。ちなみに、私達が普段見ている、テレビのフレームレートは30FPSです。

何となく分かりにくい所ではありますが、要は鮮明な画像を残そうと思えば、高解像度で高フレームレートである必要があります。

厄介なのは、高解像度と高フレームレートは録画容量を大きく消費してしまう為、保存期間を短くしてしまう要因にもなってしまうということを理解しなければなりません。

防犯カメラの録画性能とコストの関係を知ろう!

防犯カメラの録画性能に関しては、殆んどの機種で解像度とフレームレートなどの設定が可能です。

録画性能とコストの関係に関して言えば、やはり記録媒体の容量が大きくなれば当然価格も上昇します。

それ以外に、カメラを接続できる台数、録画容量を少しでも小さな容量にするための圧縮技術、バックアップなどのミラーリング機能といった内容も関わってきます。

防犯カメラの録画性能については、商品を選ぶ際に、どれくらいの期間、どの程度の映像を記録したいかで選定するのがお勧めです。

性能・金額と録画映像の質の関係を知ろう!

高性能 = 高品質の映像?

高性能なカメラと高性能な録画装置は、一般的にはより高品質の映像を提供することが可能ですが、正直なところ、最近の防犯カメラは一般的な商品でもかなりの高品質だと感じます。

一般的な解像度が高いカメラは、細部まで鮮明に捉えることができ、セキュリティ上の目的において重要な役割を果たします。

しかし、全ての使用状況で最高の解像度が必要というわけではなく、監視対象や環境によっては、中解像度でも十分な場合があります。

ただし、これも設定ありきということは理解が必要です。

コストパフォーマンス

高価なカメラが必ずしも最適とは限らず、予算と必要とする映像の質を考慮して最良の選択をすることが重要です。

技術の進歩は凄まじく、安価なカメラでも十分な録画映像が確保できるものが多く存在しています。

高価なカメラを1台設置するよりも、安価なカメラを複数設置するという選択もありますので、目的に合ったシステム構築が必要です。

まとめ

今回は『録画映像の質』についてフォーカスしましたが、防犯カメラを選択する際には、単に最も高価なモデルや、最も高性能を誇る製品を選ぶのではなく、使用状況に合わせて最適な性能とコストのバランスを見つけることが肝心です。

高品質の映像を提供するカメラはセキュリティを大幅に向上させることができますが、それぞれの設置環境に適したカメラを選ぶことで、無駄なコストを避け、効果的なセキュリティシステムを構築できます。

当然、特別な用途で一般の方が利用しないような高額のカメラは存在します。しかしながら予算内で最高の映像品質を得る事も可能だと私は思います。

①録画時間は4つの要素で決まる

②画像の質は上げれば上げるほど録画容量を消費してしまう

③高価格=録画が綺麗というわけではなく、様々な機能が付随している

④大切なのは予算との兼ね合い

経験豊富なユニオンセキュリティでは最適なシステムの提案が可能です。お客様自身も最低限の知識を身に着け、せっかく設置する防犯カメラを防犯に、業務改善に、簡単便利に有効活用していきましょう。

この記事の制作者

粂井 友和

システム警備を提供して20年以上、お悩みを解決したお客様5,000件以上のSATで責任者を務めています。

防犯カメラや防犯センサーなどを活用した防犯システムを、様々な状況に適した形でご提案します。

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