「防犯カメラを24時間録画したいけれど、毎月の電気代はいくらくらいかかるのか分からない」と悩む方は多いです。店舗や事務所、マンションの共用部、駐車場などで防犯カメラを導入する際、機器本体の価格だけでなく、運用中のコストまで把握しておくことが大切です。

特に防犯カメラ 24時間録画 電気代いくら?という疑問は、導入後のランニングコストを左右する重要なポイントです。機種や録画方法、カメラ台数、録画装置の有無によって、想定する電気代には差が出ます。

この記事では、防犯カメラを24時間録画した場合の電気代の考え方、機器ごとの消費電力の目安、費用を抑える方法、導入前に確認したい注意点まで、専門知識がない方にも分かりやすく解説します。

防犯カメラを24時間録画したときの電気代の考え方

電気代は「消費電力 × 使用時間」で考えます

防犯カメラの24時間録画にかかる電気代は、基本的に機器の消費電力によって決まります。消費電力とは、機器が動作する際に使う電気の量のことで、W(ワット)という単位で表されます。

計算の考え方はシンプルで、消費電力を1,000で割ってkWに直し、それに使用時間と電気料金単価を掛けて算出します。24時間録画では常時稼働になるため、1日・1か月・1年で見ると意外に差が出やすい部分です。

カメラ本体だけでなく録画装置も確認が必要です

「防犯カメラ 24時間録画 電気代いくら?」を考える際、見落とされがちなのが録画装置です。防犯カメラ本体だけでなく、レコーダー(録画機)、PoEスイッチ、モニター、ルーターなどが常時動作している場合、電気代はその分増えます。

  • カメラ本体の消費電力
  • 録画装置(NVR・DVR)の消費電力
  • ネットワーク機器の消費電力
  • 常時表示するモニターの消費電力

現場によっては、カメラ本体より録画装置や表示機器のほうが電気代に影響することもあります。

電気代が変わる主な要素

カメラの種類によって消費電力は異なります

防犯カメラには、ネットワークカメラ、アナログHDカメラ、PTZカメラなどさまざまな種類があります。PTZカメラは遠隔で向きを変えたりズームしたりできる高機能モデルですが、その分消費電力が高くなる傾向があります。

機器の種類 消費電力の目安 特徴
固定式ネットワークカメラ 4〜10W程度 一般的な店舗・事務所向けで導入しやすい
赤外線付きカメラ 6〜12W程度 夜間撮影に対応しやすいがやや高め
PTZカメラ 15〜40W程度 広範囲監視やズーム監視向け
録画装置(NVR・DVR) 10〜40W程度 接続台数やHDD容量で変わる

夜間撮影や赤外線照射も電気代に影響します

夜間に映像を記録するための赤外線LEDは、暗い時間帯に点灯します。そのため、昼間より夜間のほうが消費電力が高くなることがあります。屋外や駐車場など、夜間監視が前提の場所では、この点も考慮しておくと安心です。

カメラ台数が増えると当然コストも増えます

1台あたりの電気代が小さく見えても、4台、8台、16台と増えるとランニングコストは無視できません。特に複数拠点や大型施設では、台数と録画装置の構成を合わせて確認する必要があります。

防犯カメラ1台あたりの電気代の目安

固定式カメラの電気代イメージ

たとえば、消費電力が5Wの防犯カメラを24時間録画で運用する場合、電気料金単価を31円/kWh前後として考えると、1か月あたりの電気代はおおよそ100円前後が目安になります。もちろん契約プランや地域で差はありますが、カメラ1台だけを見ると、極端に高額になるケースは多くありません。

消費電力別の月額目安

消費電力 1日あたり 1か月あたり 1年あたり
5W 約3.7円 約112円 約1,358円
8W 約6.0円 約179円 約2,174円
10W 約7.4円 約223円 約2,716円
20W 約14.9円 約446円 約5,431円

※上記は「24時間稼働」「31円/kWh」「1か月30日」で概算した目安です。実際の請求額は契約条件や運用環境によって変動します。

「意外と安い」が、全体では増える点に注意

防犯カメラ1台単体で見ると、24時間録画でも電気代は比較的抑えやすいです。ただし、録画装置や通信機器を含めると、想像より総額が大きくなる場合があります。導入時は「1台分」ではなく「システム全体」で考えることが重要です。

録画装置を含めた全体コストの見方

NVR・DVRの存在を忘れないことが大切です

NVRはネットワークカメラ用の録画装置、DVRは主にアナログ系カメラ用の録画装置です。どちらもHDDを内蔵し、長時間録画を支える中心機器です。HDDが複数搭載されると、その分消費電力も上がります。

4台運用時の概算例

たとえば、8Wのカメラを4台使用し、20W程度の録画装置を24時間動かすケースを考えると、全体の消費電力は52W程度になります。この場合、月額の電気代はおおむね1,100円前後が目安です。さらにモニターを常時点灯すると、月額コストはもう少し増える可能性があります。

  • カメラ4台:8W × 4台 = 32W
  • 録画装置:20W
  • 合計:52W

見積もりでは保守や通信費も分けて確認しましょう

電気代とは別に、クラウド録画の利用料、保守費、インターネット回線費、HDD交換費用などが発生する場合があります。月額コストを正しく把握するには、電気代だけでなく、こうした関連費用も切り分けて確認することが大切です。

電気代を抑える方法

必要以上に高機能な機種を選ばない

高画質・高倍率ズーム・AI分析機能付きなど、多機能なモデルは便利ですが、その分消費電力や導入費用が上がることがあります。AI分析とは、人物や車両を自動判別する機能のことです。現場に必要な機能を整理し、過剰仕様を避けることがコスト削減につながります。

常時録画と動体検知録画を使い分ける

24時間録画が必要な場所もありますが、必ずしもすべての場所で常時録画が最適とは限りません。動体検知録画は、人や車などの動きがあったときに録画する方式で、保存容量の削減に役立ちます。電気代そのものは大幅に変わらない場合もありますが、録画データ管理の効率化には有効です。

節約のために確認したいポイント

確認項目 内容 チェック
設置台数 本当に必要な台数に絞れているか
画質設定 必要以上に高画質にしていないか
録画方式 常時録画とイベント録画を使い分けているか
モニター運用 常時表示が本当に必要か
機器選定 省電力モデルを比較しているか

24時間録画が向いているケース

夜間無人になる店舗や事務所

営業時間外に人の出入りがない店舗やオフィスでは、24時間録画の価値が高くなります。侵入や不審行動の確認だけでなく、設備異常や搬入口の状況把握にも役立ちます。

駐車場や共用部などトラブルが起きやすい場所

駐車場、ゴミ置き場、エントランス、通用口などは、短時間でもトラブルが起きる可能性があります。こうした場所では、動体検知だけでは拾いきれない場面もあるため、24時間録画が適していることがあります。

証拠保全を重視したい現場

万が一のトラブル時に、前後の状況を含めて記録を確認したい場合、常時録画は有効です。映像の連続性があるため、事実確認をしやすくなります。ただし、映像の取り扱いにはプライバシー配慮が必要です。

導入時の注意点

電気代だけでなく保存容量も見落とさない

24時間録画では、HDD容量の設計が非常に重要です。画質が高いほどデータ量は増え、保存日数が短くなります。何日分の録画を残したいかを事前に決め、必要容量を確認しておきましょう。

設置場所と電源方式の確認が必要です

PoE給電は、LANケーブル1本で通信と電源供給を行う方式です。配線をすっきりさせやすい一方で、PoE対応機器が必要になります。屋外や高所への設置では、電源工事や配線経路も重要です。

法律やルールは一般的な注意点にとどめて確認を

防犯カメラの設置や映像管理では、プライバシーへの配慮、撮影範囲、掲示方法、社内規程などを確認することが大切です。詳細な法的判断や運用ルールの整備については、必要に応じて専門家へ相談することをおすすめします。

失敗しない機器選びのポイント

「安さ」だけで選ばず、運用全体で比較する

初期費用が安くても、故障しやすかったり、サポートが弱かったりすると、結果的に運用コストが高くなることがあります。防犯カメラは長期運用が前提になりやすいため、価格だけでなく保守性や拡張性も確認しましょう。

確認しておきたい比較項目

  • カメラ1台あたりの消費電力
  • 録画装置の消費電力
  • 夜間撮影の性能
  • 必要な保存日数とHDD容量
  • 故障時のサポート体制
  • 増設のしやすさ

導入前にシミュレーションすると失敗しにくいです

「防犯カメラ 24時間録画 電気代いくら?」という疑問に対しては、台数、機種、録画装置、モニターの有無まで含めて簡単に試算するだけでも、導入後のギャップを減らせます。特に複数台設置する現場では、年間コストで比較すると判断しやすくなります。

よくある質問(Q&A)

Q1. 防犯カメラ1台なら24時間録画でも電気代は高くないですか?

一般的な固定式防犯カメラであれば、1台あたりの電気代は月100円〜200円前後に収まることが多いです。ただし、赤外線機能や高機能モデルではもう少し高くなる場合があります。

Q2. 防犯カメラより録画機のほうが電気代に影響しますか?

構成によっては、その可能性があります。特にHDDを複数搭載した録画装置や、常時点灯のモニターを併用している場合は、カメラ本体より周辺機器のほうが電気代に影響することがあります。

Q3. 24時間録画と動体検知録画はどちらがよいですか?

証拠保全を重視するなら24時間録画、保存容量の効率や確認作業のしやすさを重視するなら動体検知録画が向いています。現場ごとに使い分けるのが現実的です。

Q4. 屋外カメラのほうが電気代は高いですか?

屋外用は赤外線機能や耐候性能を備えることが多く、屋内用より消費電力が高めになることがあります。夜間監視が多い環境では、事前に仕様を確認しておくと安心です。

Q5. 導入前に必ず確認すべきことは何ですか?

台数、消費電力、録画方式、保存日数、録画装置の仕様、設置場所の電源環境を確認することが重要です。加えて、撮影範囲や運用ルールなどの一般的な注意点も整理しておくと導入後のトラブルを減らしやすくなります。