防犯カメラの映像をテレビ等の大画面で確認することはできる!
防犯カメラとモニターを有線でつなぐ場合、端子の規格さえ合えば、テレビやパソコンのモニターにつなぐことができます。
AV機器の接続端子には、主に以下のような種類があります。
お手持ちのテレビやモニターにこれらの端子が付いていて、変換コネクターやレコーダーなどを経由し正常に接続すれば、ほとんどの防犯カメラは接続できます。
HDMI端子で接続
映像と音声のデジタル信号を同時に伝送する端子です。
DVIから派生した規格で、現在もっとも主流の端子となっています。
ただし、長距離の伝送を苦手としているため、防犯カメラとモニターの距離が10m以上ある場合などは、使用が難しい可能性があります。
VGA端子で接続
アナログRGB端子とも呼ばれ、主にCRTディスプレイなどのアナログ信号を利用するディスプレイと、パソコンを接続するために使われてきた端子です。
昔は主流の端子でしたが、現在ではデジタル式へ移行しているため少なくなっています。
DVI端子で接続
パソコンと液晶ディスプレイやプロジェクターを接続するための端子です。
デジタルビデオデータを無圧縮で伝送するため、非常に高画質のデータを伝送します。
この規格をベースとしてHDMI規格が派生したため、HDMIと一部互換性がありますが、防犯カメラの接続では主流ではありません。
知っておきたいテレビ接続の3つのメリット!
1.常に見守られてる安心感がある!
例えばエレベーター内の防犯カメラ映像を常時見えるように、エレベーターホールやマンションのエントランス等にモニターを設置します。
これは、あえて映像を見えるようにすることで犯罪抑止効果を高めることができます。
2.常に監視できる!
保育園・幼稚園、福祉施設等の防犯カメラは、見守り要素が大きくあります。
そのため、職員の誰もが常に監視できるよう事務所の目に付く場所にモニター設置することで事故等を未然に防ぐことができます。
3.定期的な確認ができる!
テレビに接続することにより定期的な確認が容易になります。
たとえば、店舗の管理者がリアルタイム映像を利用して、毎日定刻時に問題なく店舗がオープンしているか、トラブルなどは発生していないかなどが確認できます。
これにより、スムーズな状況把握ができるため、安心して業務に専念できるようになります。
無人受付などもバックヤードから確認することができますので、来客チャイムなどと連動させて利用すると効果的です。
知っておきたいテレビ接続の3つの注意点!
1.仕様目的を明確にする!
なぜモニターを設置するのか考える必要があります。
たとえば、複数台のカメラの映像を同時に映したい、録画は必要かどうか、など目的を明確にします。
例えば複数台のカメラの映像を同時に映す場合は、カメラの映像を分割する為の装置や録画装置などが必要になります。
2.配線が必要になる!
テレビを新しく設置するにしても、既存のテレビに接続するにしても。やはり配線は必要になります。
最近では、テレビチューナーのないモニターなども普及している為に、比較的安価にモニターが手に入るようになってきました。
工事費用なども考慮に入れながらテレビに接続するのか、別途モニターを購入するのか選択するのも一つの方法です。
3.画素数や拡張性、端子などスペックを比較する必要がある!
重要なポイントは、カメラやレコーダーの接続端子がテレビモニターも付いているかどうかです。
また、基本的には端子があると思われますが、高額なモニターを買っても、カメラ映像自体が高画質なものでなければ意味が無くなってしまいます。
解像度などの違いがあるため、見たいカメラ映像の端っこが切れたりうまく映らないなどの症状が出てしまうことがあります。
まとめ
防犯カメラをテレビに接続することは、可能ですが、付属機器が必要になってくる事は理解しておきましょう。
一般的には録画装置や、変換コネクターなどが必要になるでしょう。
他にもパソコンを経由してテレビに接続したり、テレビモニターの変わりにパソコンを利用したり、テレビモニター以外の選択肢や、専用のモニター、スマートフォンやタブレットを設置するなど多くの選択肢がありますが、テレビに接続するのも一つの選択肢の一つだと理解しましょう。
①テレビの端子に何が付いているかを確認する
②防犯カメラを直接接続するのか、録画装置経由で接続するのか、パソコンで接続するのかを決める
③テレビに接続するのか、専用のモニターを設置する方が良いのかも検討する
防犯カメラとテレビの接続は比較的簡単にできますが、今あるテレビを有効的に使うという事では非常に効果的です。
この記事の制作者
粂井 友和
システム警備を提供して20年以上、お悩みを解決したお客様5,000件以上のSATで責任者を務めています。
防犯カメラや防犯センサーなどを活用した防犯システムを、様々な状況に適した形でご提案します。
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