通販での防犯カメラの選び方4つのポイント!
1.高解像度と広視野角のチェックする!
企業の広い敷地や施設を監視するためには、高解像度で広視野角のカメラが必要です。
迷ったら広角視野90度くらいがカバーできるようなタイプがお勧めです。
各メーカーもこのタイプが一番多くラインナップされているように感じます。
詳細な映像を確保し、広範囲をカバーできるカメラを選びましょう。
2.屋外対応の耐久性のチェックする!
屋外用防犯カメラの耐久性はIP66以上あるかが重要!
IP66とは、ゴミやほこりに対して完全に保護されていて、豪雨がかかっても影響を受けない耐性があることを意味しています。
IP77とは、ゴミやほこりに対して完全に保護されていて、規定内であれば水中に沈めても性能を維持できる完全防水の耐久性があることを意味しています。
雨風を受ける場所に設置する場合は、IP66以上の規格を満たしているかが大切なチェックポイントです。
どこに設置しても良いのであれば、軒下など直接の雨がかかりにくい場所に設置するのがお勧めです。
3.ネットワーク接続機能のチェックする!
ネットワークカメラは別名、IPカメラとも呼ばれます。カメラ本体にコンピュータが内蔵されていて、機器そのものにIPアドレスが割り振られており、単独でインターネットに接続できる点が大きな特徴です。
そのため遠隔地からスマートフォン(以下、スマホ)でカメラの映像を確認したり、インターネット経由で録画データの保存ができます。
映像の閲覧だけでなく、スマホやPC・タブレットなどから操作し撮影する方向を変える、ズームすることも可能。
カメラ自体にコンピュータが内蔵されているため、特別な制御機器を用意する必要も、基本的にはありません。
また、一般的な防犯カメラにおいても、録画装置にネットワーク機能を有するものがほとんどです。
ネットワークカメラを設置しなければインターネットに接続できないということはありませんのでお伝えしておきます。
4.映像保存と管理の容易さのチェックする!
長期間の映像保存したいのか、簡易的に録画をしたいのかで選択するのが良いと思います。
ある程度長期間の保存を必要とするのであれば、録画装置とカメラのセットが良いでしょう。録画装置の内臓ハードディスクの容量が選べますので長期録画には適しています。
又、簡易に行いたいのであれば、ドライブレコーダーのようなSDカードタイプもあります。長時間録画には適しませんが、手軽に利用できるのがメリットです。
クラウド録画できるタイプに関しては月々の料金が発生するものがほとんどです。録画期間によって料金が違ったりしますが、サービスや専用の管理ソフトウェアなども充実しており品質の良いものが増えています。
最近は初期費用などがかからないクラウド型が増えており、様々なアプリケーションと連動できることも魅力です。
通販での購入と導入の3つのポイント
1.信頼性の高い通販サイトを選択する!
法人向け防犯カメラを扱う専門の通販サイトや、評判の良い販売業者を選びましょう。
防犯カメラの販売を行う通信販売業者か、防犯カメラの販売とサービスを同時に行う業者かを見極める事が重要です。
工事などが必要な場合、購入した後の工事がどうなるのかなどにも注意が必要です。
アフターサービスや保証内容も確認しておくと安心です。
2.導入コンサルティングを利用する!
大規模な導入や複雑なシステムの場合、実際にプロの目線から何が必要かなど相談しながら防犯カメラを選定しましょう。
ある程度大きな規模で設置を検討される場合には、コンサルティングのできる業者を選ばなければなりません。
数多くの通信販売業者がいますので、ホームページなどで実績などを確認されることををしてみて下さい。
3.セキュリティポリシーとの整合性を考える!
企業のセキュリティポリシーに基づいて、防犯カメラシステムを選定しましょう。
プライバシー保護や法規制への対応も考慮する必要があります。
効果的な活用と維持管理方法3つのポイント!
1.定期的なシステムチェックを行う!
防犯カメラシステムは、定期的なメンテナンスとチェックが必要です。
故障や不具合を早期に発見し、実際に何かあった時に映像が撮れていなかったことがないように迅速に対処しましょう。
管理者による映像の管理とIDやパスワードなどの管理、ソフトとハードの管理を行っていきましょう。
2.従業員への情報共有と教育を行う!
セキュリティシステムの効果を最大化するためには、従業員への情報共有と教育が重要です。
防犯カメラの存在と目的を事前に理解し、適切な行動を促しましょう。
私の経験上、社内にカメラを設置する場合に『監視される』と思う社員の方は多くいます。
事前周知などを行う事を忘れないようにして下さい。
3.防犯カメラで業務改善!?
防犯カメラは、防犯面のみならず建設現場や倉庫、工場などの業務・作業効率の改善にも役立ちます。
一連の作業の流れを記録して、無駄な部分や改善点、危険な作業などを見つけ出し、業務改善に活かせるため、改善後は改善前の映像と見比べればどれだけ効果があったか分かりやすいです。
様々な使い方があり、もはや防犯のみに利用するのはもったいない商品です。有効活用を行いましょう。
参考動画 → https://youtu.be/derkAwBCw_c
まとめ
法人向け防犯カメラの選定と導入は、企業のセキュリティ強化において重要な役割を果たします。
通販を利用する際は、信頼性の高い販売業者を選び、専門のコンサルティングサービスを活用することで、効果的なシステムを構築できます。
①どのようなカメラにするのか困ったら広角タイプがお勧め
②屋内用、屋外用を見極める、兼用タイプもあり
③インターネットに接続し、遠隔監視を行いたい場合は台数によりシステムの選択をすべし
④映像の保存期間の検討を行い種類を選ぼう
⑤ある程度の規模を想定するなら通販業者の実績なども考慮し業者を選ぼう
⑥従業員への周知はお忘れなく
⑦防犯カメラを便利に利用し業務を効率化させよう
また、定期的なメンテナンスと従業員への教育を通じて、長期的なセキュリティの維持に努めましょう。
この記事の制作者
粂井 友和
システム警備を提供して20年以上、お悩みを解決したお客様5,000件以上のSATで責任者を務めています。
防犯カメラや防犯センサーなどを活用した防犯システムを、様々な状況に適した形でご提案します。
お悩みがある方は、お気軽にお問い合わせください。