ugo株式会社の飯倉様にお越しいただき、AI搭載の小型ロボット「ugo」の製品紹介と研修を受けました。

人手不足が深刻な警備業界でのロボット活用

現在、警備業界では人手不足が大きな課題となっています。

警備ロボット市場は今後拡大が予測されており、ugo株式会社様も積極的に展開を進めています。

今回ご紹介いただいた「ugo mini」は、警備や点検業務の効率化を目的としたAI搭載の小型ロボットで、施設内の巡回や監視を行うことが可能です。

「ugo mini」の主な機能として、AIによる人物検知やスケジュール設定による自動巡回、遠隔操作機能などが挙げられます。

また、上位モデルの「ugo Pro」はアームを搭載し、エレベーターのボタン操作も可能です。

これにより、警備業務のさらなる効率化が期待できます。

飯倉様からは、「警備業務をロボットが完全に代替することは難しいが、現場のニーズに合わせた補完的な役割を果たすことで、人手不足の解消や効率化に大きく貢献できる」との説明がありました。

実際、施設の広さや運用条件に応じて「ugo mini」と「ugo Pro」を柔軟に組み合わせることが重要とのことでした。

実際の導入事例

ugoの導入事例として、オフィスビルや空港、商業施設などさまざまな施設が挙げられました。

例えば、都内の大型オフィスビルでは「ugo Pro」を活用して警備員の人数を削減。

熊本空港では到着便に合わせた多言語案内を実施するなど、現場のニーズに応じた運用が行われています。

商業施設では、巡回中に来場者の質問対応や案内も行うなど、多岐にわたる用途が展開されています。

さらに、物流センターや工場では、巡回だけでなく在庫管理や点検業務にugoを活用している事例も紹介されました。

RFIDを搭載し、自動で在庫チェックを行う仕組みが運用されているとのことです。

Q&A - 研修時の質疑応答

研修中、参加者からの質問に対して飯倉様が丁寧に回答してくださいました。その一部をご紹介します。

巡回ルートの設定はどのように行いますか?

最初にマップを作成し、巡回ポイントを設定します。その後、自動でルートを巡回し、異常があれば通知する仕組みです。

監視カメラでは代替できないのですか?

確かに固定カメラでも補える部分はあります。ただ、ugoは移動可能で死角を減らす点や、動的な監視ができる点が強みです。

夜間の巡回や暗い環境での動作はどうですか?

ugoにはライトが搭載されており、暗い環境でも視覚データを取得できます。

ugoの音声案内機能について教えてください。

音声AIを活用しており、多言語での案内が可能です。例えば空港での観光案内や施設内の説明に役立てられています。

鍵の施錠確認はできますか?

画像認識で施錠状態を確認することはできます。ただし、現時点では実際の施錠操作はできません。

将来的にどのような機能追加が予定されていますか?

現在、障害物を避けながら移動する技術や、屋外対応モデルの開発を検討しています。また、AIによる異常音検知やさらなる自動化機能の追加も計画しています。

まとめ

今回の研修を通じて、AI搭載の警備ロボットがどのように活用され、現場での効果を発揮しているのかを学ぶことができました。

特に、警備業務の省人化や24時間対応の必要性が高まる中で、ugoは非常に有効なソリューションとなると感じました。

また、ugoの特徴として、単なる警備用途にとどまらず、案内業務や在庫管理、工場の点検など、多用途に応じた活用が可能である点が印象的でした。

今後、さらに技術が進化することで、さまざまな施設での導入が進むことが期待されます。

これからも最新の技術動向に注目し、業務効率化に役立てていきたいと考えています。

ugo株式会社について

ugo株式会社は、東京都千代田区に本社を構えるロボティクス・ソリューション企業です。

ugo株式会社様は、業務DXロボットの開発に携わっておられ、点検、警備、案内など多岐にわたるソリューションをご提供されています。

代表的な製品としては、ugoシリーズ(ugo Pro、ugo Ex、ugo mini、ugo Platform)があり、お客様のご要望に応じた最適なソリューションを提供されてます。

効率的でサステナブルなワークスタイルの実現に向けて取り組んでおられ、ugo株式会社様はパートナー企業との業務提携や共創を通じて、日々技術革新を進めておられます。

◼︎ugo株式会社 会社概要
所在地: 東京都千代田区東神田1−7−8
設 立: 2018年
代 表:松井 健
事業内容:ugoソリューションの提供・運用、RaaSフレームワークの開発・提供・運用
U R L :https://ugo.plus/