防犯カメラを屋外に設置する際の4つの注意点!

注意点1.防水・防塵性能

屋外の防犯カメラ

屋内のカメラと違い屋外の防犯カメラでもっとも重視すべき点のひとつが、耐久性です。

雨や風、砂埃などがカメラに影響を与える可能性があるからです。

雨や風に強い防塵・防水機能のあるカメラを選びましょう。

IP等級(国際保護等級)が高い製品を選ぶことで、厳しい環境に耐えうる防犯カメラを設置できます。

注意点2.視野角と配置

天井に設置された防犯カメラ

視野角は、防犯カメラが映せる範囲を角度で示した数値のことを指します。この数字が大きいほど、広い範囲の撮影が可能になります。

さらに、画角には「水平の画角」と「垂直の画角」があり、広角レンズの場合は画角が広く望遠レンズの場合は画角が狭い代わりに遠くの撮影ができます。

どのくらいの範囲を撮影するのか、撮影する目的などによって設置場所や台数は変わります。広範囲を撮影するカメラと、ピンポイントで大きな映像を撮影するカメラで複数設置したり、死角がないように幅広く数台で全域をカバーするなどが一般的な設置の方法です。

防犯カメラの配置については、前述した通り、カメラの耐久性の事なども考慮にいれながら、直接雨がかかりにくい軒下などに設置するのも良いですし、防犯カメラによる威嚇効果を狙うのであれば、明らかに目につく位置に設置するのも有効です。

但し、設置場所があまりにも高すぎたり、低すぎたりする場合には良い映像で見れない事もありますので、直接映像を確認しながら設置することが大切です。

注意点3.照明条件

壁に設置された防犯カメラ

屋外での夜間撮影はカメラのスペックによって映像の鮮明さが大きく左右されます。

デイナイト型と呼ばれる防犯カメラは、昼間はカラー、夜間は白黒でに自動で切り替わり映像を記録します。

また、ナイトビジョン対応カメラであれば、少しの明かりがあれば暗闇の中でもカラー撮影が可能です。

暗闇での映像の鮮明さに関しては、その場所の環境条件が大きく関わりますのでしっかり夜間にも事前確認を行い、照度などを確認しておくことをお勧めします。

別途、照明も同時に設置するなども選択肢の一つとなっていきます。

注意点4.データ保管とセキュリティ

クラウドとセキュリティのイメージ

映像データの保存方法とセキュリティも重要なポイントです。

クラウドサービスを利用する場合には保存期間によって料金が異なる為、最も最適な録画期間を選択するようにしましょう。

クラウド型の録画の場合、録画装置が無いために録画装置の故障を心配しなくても良い反面、インターネットに接続が出来ていないと録画ができないという事も理解が必要です。

専用の録画装置を用いてデータを記録する場合には、録画装置の動作確認を怠らないように注意が必要です。録画装置であれば長期間の保存に適しており、インターネットに接続することで遠隔監視も可能となる機種がほとんどです。

インターネットを介して遠隔監視を行う場合には、セキュリティが非常に重要です。適切な暗号化、アクセス制御、およびIDやパスワードなどの管理を行いデータの漏洩や不正アクセスを防ぐことができます。

防犯カメラを屋外に設置する際の難しい点と対応方法について知っておこう!

ネットワーク接続や屋外配線の確保

カメラを屋外に設置する場合には、屋外配線という壁が存在します。

ネットワークケーブルや、カメラの同軸ケーブルなどもそうですが、そもそもカメラを設置しようとする場所に配線をすることが困難を極める場合が多くあります。

また、無線カメラを取り扱う場合においてもWi-Fi電波の確保など、配線や電波などの確保というのが一般の方には難しい場合がある事に理解が必要です。

また、屋外専用のケーブルや配線カバー配線伝いに雨水が入らないような防水加工などしておかなければ、経年劣化による漏電などの心配も出てきますので合わせて注意が必要です。

電源供給

上記でも少し述べましたが、電源の確保も重要です。

屋外の防犯カメラ設置は電源の確保工事をしなければなりません

コンセントに接続するだけタイプの防犯カメラを設置したい場所でも、最適なコンセントが最寄りにないケースがもあります。

又、工事の方法やカメラの電源供給方法にはいくつかの種類があり、防犯カメラの専門業者であればアドバイスできることもあります。

PoE(Power over Ethernet)対応と言って、ネットワークケーブルから電源を供給する方法やバッテリー駆動やソーラーパネルを使用して電源を供給する方法も選択肢の一つですが、これは利用するカメラの性能にも左右されますので全てのカメラで出来るわけではありません。

法律とプライバシー

防犯カメラを設置する際は、法律やプライバシーの観点から、撮影範囲に注意が必要です。

利用目的が防犯でない場合については必ずカメラ設置の掲示が必要になりますが、防犯カメラの場合には公道や隣人の私有地を撮影しないように配慮し、設置の意図と範囲を明確にした方が良い場合があります。

例えば、マンション、複合テナントの共用通路等、他人の出入りまで見えてしまうような設置の仕方などは避けた方が良いでしょう。

マスキング機能(映像をぼかす)などを利用しプライバシーには十分な配慮が必要です。

まとめ

防犯カメラを屋外に設置する際には、環境に適した製品選び、適切な配置と設定、そして法的・倫理的考慮が必要です。

①屋外に適したカメラを選定しましょう

②台数や設置場所などの設計を行い最適な配置をしましょう

③夜間の照度を確認しておきましょう

④最適なデータ保管方法を選択も忘れずに

⑤屋外の配線や電波の確保などの困難もあり。難しい場合には専門工事業者に頼む選択も必要。

⑥電源の確保は防犯カメラの基本。いかなる場合も電源が確保できるのか、配線が必要なのかをチェックしておこう。

⑦プライバシーへの配慮は忘れずに

私個人の意見としては屋外の防犯カメラ設置については注意点も多いため、専門の業者による工事をお勧めしています。事前調査から機種選定に至るまでや、何と言っても工事の難易度がグッと高くなってきます。

これらの注意点と難しい点に対処しながら効果的な監視システムを構築し、財産と安全を守っていきましょう。

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この記事の制作者

粂井 友和

システム警備を提供して20年以上、お悩みを解決したお客様5,000件以上のSATで責任者を務めています。

防犯カメラや防犯センサーなどを活用した防犯システムを、様々な状況に適した形でご提案します。

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