赤外線センサー(PIRセンサー)とは?
赤外線センサー、またはPIR(Passive Infrared Sensor)センサーは、人間や動物の体温から放出される赤外線を検知することで動きを感知します。
このタイプのセンサーは、室内の一定範囲内で温度変化を捉えることで、不審な動きを検知するため、屋内での使用に最も一般的です。
マイクロ波センサーとは?
マイクロ波センサーは、マイクロ波信号を発信し、その反射波を分析することで物体の動きを検知します。
このセンサーは、壁やガラスなどの障害物を透過する能力があるため、屋外や広範囲をカバーする必要がある場合に適しています。
磁気センサー(ドア/窓センサー)とは?
磁気センサーは、ドアや窓の開閉を検知するために使用されます。
このセンサーは通常2つの部分から構成されており、一方がドアや窓の枠に、もう一方が開閉する部分に取り付けられます。
両部分が離れると、磁力の変化を検知して警報が発せられます。
ガラス破壊センサーとは?
ガラス破壊センサーは、ガラスが割れる際に発生する特有の音波を検知することで動作します。
このセンサーは、侵入者が窓ガラスを割って侵入しようとする試みを検知するために使用され、特に店舗や住宅の窓付近に設置されます。
振動センサーとは?
振動センサーは、物体が振動することによって生じる動きを検知します。
これは、ドアや窓、壁などが物理的に攻撃された際に有効で、侵入者が強引に侵入しようとする試みを感知することができます。
光電センサーとは?
光電センサーは、光ビームを使用して特定の範囲内の物体の動きを検知します。
センサーが発する光ビームが何らかの物体によって遮られた場合、その変化を感知して警報を発します。
このタイプのセンサーは、特に屋外の境界警備や特定の領域の監視に適しています。
防犯センサーの選び方
防犯センサーを選択する際には、以下の要因を考慮する必要があります。
- 検知範囲:監視したいエリアの広さに応じて、適切なセンサーを選びましょう。
- 感度:誤警報を最小限に抑えるため、感度の調整が可能なモデルが望ましいです。
- 設置環境:屋内、屋外の設置環境に合わせたセンサーを選択します。
- 予算:コストパフォーマンスを考慮し、予算内で最適な製品を選びます。
まとめ
防犯センサーは、セキュリティシステムの基本的かつ重要な要素です。
さまざまなタイプのセンサーを適切に組み合わせて使用することで、不審者の侵入を効果的に検知し、財産や人の安全を守ることができます。
センサーの選択と設置には、特定のニーズや環境に合わせた慎重な検討が必要です。
適切な防犯センサーの選択と使用は、安心で安全な生活環境を確保するための鍵となります。
この記事の制作者
粂井 友和
システム警備を提供して20年以上、お悩みを解決したお客様5,000件以上のSATで責任者を務めています。
防犯カメラや防犯センサーなどを活用した防犯システムを、様々な状況に適した形でご提案します。
お悩みがある方は、お気軽にお問い合わせください。